現在急ピッチでメンテナンス中の、
愛嬌溢れるフィアット.ムルティプラ君!!
走行距離は56000kmと、働き盛りの15年式のムルティ君を、
BoscoFactryにて、綿密な点検を実施しているのだ!!
現在はタイベル交換の真っ最中で、その様子を覗いて見た。
以上がエンジン関係の交換パーツだ。
タイミングベルト・ウォーターポンプ・テンショナー・
プラグなどを一斉に交換してあげるのだ・・・!
まずはばらしにかかる。
今回タイベル交換に必要なSSTがこいつの!!
↓ ↓
ムルティプラ専用のカムストッパーホルダーだ!!
タペットカバー後ろの、イグニッションコイル周りを取り外すと、
カムの後ろのカバーを取り外して、このSSTを取り付ける!!
こんな感じだ・・・!!
これで、カム位置は固定されているので、正規の位置を把握することが出来るのだ。
この基準の位置がとても大事だ・・。
もしわからなければ、このエンジンの一番おいしいバルタイは、
一つ一つ、試していかないと分からない・・。
でも、逆に言うと、そうして出したバルタイが、そのエンジンにはベストタイミングなのであろう・・。
が、とてもじゃないが、ノーマルの状態でそれはやってられないのである・・。
昔、GTRを触っていた時に、R32のバルタイは、オーバーラップが純正では0に設定されていた。
そのバルタイを、HKSなどのスプロケットで、IN・EKともにいじってやると、
グイグイと良く食べ、良く走るエンジンンに生まれ変わる・・。
これは、当時280PSという壁を守らないといけないという、
屈指のデチューンだったのである・・。
そういったことは、当然FIAT純正のエンジンにも言えるのだろうが・・、
中々そこまで、突き詰める時間がないのだ・・。
だから、テンプレートを使う・・。
そしてそこからは消去法で、良い状態を保つための調整を施すのだ・・。
ウォーターポンプ・・、
純正は右で、やはりインペラがプラスティック製だ・・。
アルファのV型のWPによくみられる、クラックは入っていなかったが、
やはり、その行く末に不安を感じてしまう・・。
左は、新品のオールアルミ製のWP・・、
少なくとも、こいつの方が、この先安心して乗っていられそうだ・・。
こいつは、他のFIATやALFAとは違って、
SSTも独自の物ばかりだ・・。
このたいそうなSSTもそうで、
テンショナーを張り詰めるSSTだ、
こんなものが無くても、何とでもなるんじゃないの?
っと、思うが、使ってみて納得だ・・。
このムルティのテンショナーは、非常にテンションがきつく、
このレバーレッジががっちり効いたSSTで、プルプルするテンションがかかる・・。
正規のテンションをかけて組付けて、
このムルティ君は、肝のメンテナンスを無事に終えるのであった・・・・。
今回は、非常に交換部品が多く、
特に気になったのは、回転軸受のパーツたちだ・・、
WP・プーリー、テンショナー、その全てが結構鳴いていた・・。
エンジンをかけると・・・・。
まるで別のエンジン用になっている・・・。
その静寂さには、結構驚いたほどだ・・。
いい感じで、ムルティ君が仕上がってきておりますよ・・・!
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