ツインスパークでもよく合ったアイドリング不調・・・、
そのほとんどが、バルブタイミングの若干のズレが原因であった・・・。
今回のクライアントは、JTSだ!!
つまり、直噴エンジンだ!!
20年ほど前に生まれた直噴だが、
こいつの場合は、それが見事に仇となったのだ・・・。
とにかく、インマニにスラッジが蓄積するようにできている。
バルブの周りを、ccdスコープでのぞいてみると・・・、
コッテコテ7のギトギトで、真っ黒になってしまっていた。
フォルクスワーゲンの、1400ccの直噴エンジンのスーパーターボエンジンも、
同じように、バルブ周りにスラッジがたまり、どうしようもない状況になる・・!
まさに、同じようなことがおきる・・・。
本来は、シリンダーヘッドをおろして、きれいに清掃するのだが、
そうも視てられない状況であるのがほとんどで、
その車種を扱うメカニック達は、試行錯誤を繰り返して、対策を考えている!!
単純に、バルブ周りを、きれいにしてゆくのが、地味だが、割と効果がある・・!
インマニをずらして、
エンジンコンディショナーを、たらふく吹き付けて、一晩おく・・、
クランクを回しながら、何日もこれを繰り返す・・。
すると、
割と、きれいになったので、エンジンをかけてみる・・。
煙が最初モクモクと出てくるが、
その後、レーシングを繰り返すと、
驚くことに、アイドリングが落ち着いた!!
根本的に、解決したわけではないが、
かなり、落ち着いた状態になった・・!
JTSは、アイドリング状態で放置すると、
必ず、調子が悪くなってくるので、
極力、踏み込んで、スラッジを飛ばしてやるように意識することが大事なようだ・・。