アルファロメオ156・JTS・・・、アイドリング不調を探る・・・!!

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ツインスパークでもよく合ったアイドリング不調・・・、

そのほとんどが、バルブタイミングの若干のズレが原因であった・・・。

今回のクライアントは、JTSだ!!

 

つまり、直噴エンジンだ!!

20年ほど前に生まれた直噴だが、

こいつの場合は、それが見事に仇となったのだ・・・。

 

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とにかく、インマニにスラッジが蓄積するようにできている。

バルブの周りを、ccdスコープでのぞいてみると・・・、

コッテコテ7のギトギトで、真っ黒になってしまっていた。

フォルクスワーゲンの、1400ccの直噴エンジンのスーパーターボエンジンも、

同じように、バルブ周りにスラッジがたまり、どうしようもない状況になる・・!

まさに、同じようなことがおきる・・・。

本来は、シリンダーヘッドをおろして、きれいに清掃するのだが、

そうも視てられない状況であるのがほとんどで、

その車種を扱うメカニック達は、試行錯誤を繰り返して、対策を考えている!!

単純に、バルブ周りを、きれいにしてゆくのが、地味だが、割と効果がある・・!

インマニをずらして、

エンジンコンディショナーを、たらふく吹き付けて、一晩おく・・、

クランクを回しながら、何日もこれを繰り返す・・。

すると、

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割と、きれいになったので、エンジンをかけてみる・・。

煙が最初モクモクと出てくるが、

その後、レーシングを繰り返すと、

驚くことに、アイドリングが落ち着いた!!

根本的に、解決したわけではないが、

かなり、落ち着いた状態になった・・!

JTSは、アイドリング状態で放置すると、

必ず、調子が悪くなってくるので、

極力、踏み込んで、スラッジを飛ばしてやるように意識することが大事なようだ・・。