オートリキシャのマフラーは何本も製作してきたが、
今回のはなかなかファンキーなエキゾーストだぞ!
早速製作してゆこう・・。
オートリキシャのマフラーを製作するにあたり、必ず守らなければいけないセオリーがある。
まずはそのパイプ径、その太さは38φ・・これが42,7になると一気に走らなくなってしまうのである。
そして長さも非常に大事で、短いと伸びが全くなくなってしまう。
案外シビアなエンジンの仕様となっているのである。
っということで、38φの曲がりから製作してゆこう。
ここの曲がりも結構重要なところで、微妙な角度の曲がりで、
フロントパイプを作ってゆく。
そしてエンジン下をできるだけ上にあげて、ワンオフならではっぽくレイアウト、
製作をすすめていく。
見栄えも大事で、ワンオフの癖で極力沿うように製作してしまうのだが、
ここから先は、もっと下の方に立ちさがって製作するように意識しながらレイアウトを構成していく。
ふふ・・サイド出しマフラーなど、20年前に製作した以来なので、なんだかワクワクしてきたぞ!!
だが、サイド出しマフラーで気を付けないといけない課題がある・・
それは、マフラー自体の長さである。
サイドから出すということは、絶対的にその長さが短くなってしまう、
マフラーの大原則として、排圧・排気抵抗・パイプ径・それらに比例する長さ、
この条件を全て満たさないとせっかくワンオフ製作しても、ノーマルより遅くなることがあるのだ。
サイド出しは、その大原則の長さが足りない・・よってここは少し細工する。
蛇のように、くねくねと曲げを駆使して長さを稼いでいく手法だ・・。
このレイアウトで、長さを稼ぐ、ではどうして長さが必要なのだろうか。
改造車を長く乗っていると、マフラーが途中で脱落するといった排気トラブルに見舞われることある。
例えば、中間タイコからその後が外れてしまった場合は、トルクがなくなりスカスカで走らなくなった経験がないだろうか?
マフラーは、エンジンの重点効率を上げ重要な仕事をこなしているのだ・・。
長さ足りないと、排気の引っ張り効果発生せず、トルクもなくなり上までふけ上がらななるのだ。
長さを稼ぐことで、後ろで速くなった排気が、フロントパイプ内の排気を引っ張って
エンジン内の燃えた後の排気を即座に排出してくれるのである。
うん、ええ感じに仕上がった・・。
ぜひ、あなたのリキシャにも・・
製作費 60000円
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