アルファロメオ・156GTA ウォーターポンプが・・・!

いつものアルファロメオのタイベル交換なのだが、

もともとは、タイベルは交換済みで購入されている状態で、

ユーザー様が別の修理依頼でBoscoへ入庫してきたのだが、

指示頂いた修理・点検の最中に、

エンジンからうなり音がしていることに気付く・・、

オーナーへそのことを伝え、

詳しく見ていくと、うなり音はタイベル回りから聞こえてくるようだ。

テンショナー等からの、異音だろうか・・?

何はともあれ、バラシてみると、

お、確かにタイベルが新しいぞ・・!

通常ならWPも交換しているのだが、よくよく見るとPKが新しく見えるし、

手で回しても違和感はない、

では、タイベルトプーリー&テンショナーを交換してみよう。

そして、全てを組み終え、もう一度エンジンをかけてみると・・。

まだ、ウィーンウィーンいっております。

振動をたどってゆくと、ウォーターポンプからしている・・・。

っということで、再度分解することに!

 

やっぱり・・!

 

インペラにクラックが・・・。

こいつはまだプラスチック製のウォーターポンプが取り付けられていたのだ。

っというより、前回のタイベル交換で、ウォーターポンプはスルーされていたということになる。

Boscoでは、通常セットで交換するのだが、

お店によってはタイベルのみの交換という内容の施工もあるようだ・・。

以前、オーバーヒートで工場へ入庫したとおっしゃっておられましたが、

おそらく、こいつが原因であろう・・。

う~ん、危ないところであった!!

やはり手抜くことができないV6エンジン。

Bosco人も肝に銘じるのでありました・・。